将来不安の30代がするべき「たった3分の計算」

30代の会社員は「退職金制度」を知らなすぎる

30代の子育て夫婦は「今すぐにはお金に困っていないけど不安」という人たちが多い。30年先の暮らしを「見える化」してみよう(写真:U-taka / PIXTA)

子育てをしている30代夫婦の方々から家計の相談をお受けしていると、内容は大きく2つに分かれます。1つは「今、お金に困っていて、これから不安です」というご相談。もう1つは、意外にも「今はお金に困ってないんですけど、将来が不安です」というものです。

すでに今困っている場合は、支出の削減や収入増加のための対策を実行するしかありません。一方で、今は困っていないけれど不安を抱えているという場合は、「だからこそ、何をしたらいいかわからない」状態が続いてしまいます。今回は、この「今は困っていないが不安」を解決するために、特に子育て中の30代がやっておくべきことを考えてみます。

30代の会社員は「退職金制度」をしっかり調べるべき

厚生労働省の「平成30年 就労条件総合調査」によると、退職金給付(一時金・年金)制度がある企業は全体の80.5%です。従業員数30~90人の企業でも77.6%が導入しており、1000人以上の企業では92%を超えています。つまり、会社に正社員や契約社員等として働いている10人のうち、一定の条件を満たせば8人ほどは仕事を辞めた後、退職金をもらう権利があるということです。

ところが、筆者の経験上、30代の会社員10人と家計について面談すると、勤め先の退職金制度についてきちんと知っている方は2、3人程度です。30代の現在地から見れば「定年退職はまだかなり先」のことですし、転職を検討中の人などは退職金をあまり当てにしていないかもしれません。

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