10連休前から注目されるSA・PAの「大胆な変貌」 展示にこだわり地元密着を打ち出す最新PAも

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巨大なテーマパークのような海老名SA(東名高速)や「鬼平犯科帳」の世界を再現した羽生PA上り線(東北道)、「星の王子さま」の世界観を楽しめる寄居PA上り線(関越道)など、メディアにも頻繁に登場する名物施設が登場したことが、端的な充実の一例である。

2016年には愛知県営の有料道路の運営にコンセッション方式が導入され、民間会社が道路を運営できることになり、独自色を打ち出すことができるようになったことも大きな変化である。

中日新聞の記者からは、サービスエリアの進化の理由や今後のサービスエリアの変化の予想などを中心に「子どもにわかりやすく伝える言葉で言えばどうなるか」という質問が続いた。

というのも、掲載される記事が週に1度朝刊に挟み込まれる「中日こどもウイークリー」という、子ども向けの特集ページだったからである。家族旅行でサービスエリアを利用する機会は、車の普及率が高い愛知・岐阜県を中心としたエリアでは多いはずであるから、サービスエリアは多くの子どもたちもわかっているだろう。

それがどのように変化し、なぜ、今これほど人気が高いのかについて「道の駅があちこちにできてドライブの休憩場所にたくさんライバルができたから、サービスエリアも負けないように頑張っているんだ」などできるだけ平易な言葉での説明を心がけた。

「芸能界一サービスエリア通」ふかわりょうさん

一方、テレビ愛知のほうは、毎週日曜日の午後に放送されている「サンデージャーナル」という番組で4月21日に放送された「超大型連休にわざわざ行きたくなる!東海地方の『サービスエリア』を徹底調査」という特集である。ゲストは、「高速道路愛好家」という肩書の私とタレントのふかわりょうさんであった。

ふかわさんは「芸能界一のサービスエリア通」とのことで、そういえば、TBSラジオの番組「たまむすび」で、サービスエリア愛を全開にしたトークをされたのを私も聞いたことがあった。

実際、収録中にお話を伺っていると、ふかわさんはサービスエリアのレストランや軽食コーナーのメニューを熟知しているのみならず、サービスエリアには小高い丘が作られているところがいくつもありそれが無性に気になるなど、普通の人が気づかないようなことまでよく観察しているのに驚いた。

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