「のび太」から学ぶビジネスにおいて重要なこと なぜ今、彼の生き方が注目されているのか
しかし、ドラえもんは、ない天国を探すよりも、自分で雲の上に、思い通りの楽しい夢の国をつくってみてはどうかと提案し、ひみつ道具によってのび太は天国のような雲の王国をつくるのです。
のび太がバカにされながらもくじけず「夢(=目標)」を高らかに宣言したことにより、周りの人たちも今のび太が何を始めようとしたのかがはっきり認識できます。
すると、ドラえもんのように、のび太の目標に賛同して、サポートをしてくれる人が出てきます。夢を諦めずに自己宣言したのび太の姿勢が、夢は念じ続ければ叶うということを教えてくれます。
やってみたい仕事や参加したいプロジェクトがあるなら、それを口に出して宣言しましょう。そうすることで、あなたの意思が周りに伝わり、必要なサポートが得られたり、目標に一歩近づけたり、自分では想像もつかなかったいい結果が生まれたりする可能性が高まるのです。
コマ数はドラえもんより多い
『ドラえもん』の全作品に登場する唯一の人物は、実はドラえもんではなくのび太です。また、『ドラえもん』の全作品に登場するのび太のコマ数や吹き出し数を詳細に分析したところ、コマ数は5万7531コマでドラえもんの3万7386の約1.5倍で、吹き出し数も4万1839とこれもドラえもんの約1.5倍ありました。
にもかかわらず、のび太は作品の中でも、昔は地味な存在だったといいます。代表的な単行本の背表紙はすべてドラえもんでした。
しかし、2010年に発売された『藤子・F・不二雄大全集 大長編ドラえもん』(小学館)で、初めてのび太が背表紙に登場しました。
これはくじけてもダルマさんのように起き上がり、それでいて決して無理はしすぎないで自分のペースで物事に取り組む、のび太的な生きかたが支持を集めるようになった結果ではないでしょうか。
頑張ってもなかなか結果が出ない、やりたい仕事ができないと悩んでいる方はぜひ「のび太の生きかた」から人生のヒントをもらってみてはいかがでしょうか。
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