社内ゴシップに「敗れる人」「勝つ人」の致命的差 ピンチは「争点」を作ることで切り抜けられる

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では、実際に金子さんと付き合っているのを黙っていたことで誰かに迷惑をかけてしまった場合はどうすればいいのか。そうしたケースで非難をかわすのが次のレベルです。

レベル3
「実害はあるが、聞き手に対してではない」
ex「確かに付き合ってるし、知らずに金子さんに告白した木村君には悪いと思ってるけど、無関係のオマエにそこまで言われる筋合いはないだろ?」
レベル4
「聞き手に実害はあるが、甚大ではない」
ex「知らずに告白したオマエには悪かったけど、そこまで言われなくちゃいけないほどのことをしたか?」

レベル3、4では実害があることを認めたうえで、「実害の対象」「実害の大きさ」に争点をずらしています。

この4段階が頭に入っていれば、「レベル1で弁明できなければ、レベル2に進んでそこで改めて反論する」というふうに粘っていくこともできるでしょう。

ピンチのときのお守り

このように、やましいにもかかわらず反論を積み重ねていくというのは、われわれ日本人の感覚からすると抵抗感があるかもしれません。しかし、マイナスを抱えながらも自らの正しさを丁寧に主張していく発想は、グローバルな現場のシビアな交渉などでも現実問題として必要になってくるものです。

もちろん、今回ご紹介したような技術は使う場面がないに越したことはありません。越したことはありませんが、そもそも、噂、中傷、非難というのは自分の行いとは関係なく出てきたりするもの。それならば、一種のお守りとして、こうした技術を頭に入れておくのも悪くないのでは、と今回ご紹介した次第です。

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アルファポリスビジネス編集部

アルファポリスはエンターテインメントコンテンツのポータルサイト。小説、漫画、書籍情報などを無料で配信。最近はビジネス系の記事にも力を入れている。

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