社内ゴシップに「敗れる人」「勝つ人」の致命的差

ピンチは「争点」を作ることで切り抜けられる

車内での立場を危うくしないためにも「悪い噂」が流れてしまったときの切り抜け方を知っておきましょう(写真:Dragon Images/PIXTA)
古典や名著、哲学を題材にとり、独自の視点で執筆活動を続ける高橋健太郎氏による連載「欧米エリートが使っている人類最強の伝える技術」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。

仕事での付き合い、学校での付き合い、あるいは近所付き合いや親戚付き合いでもなんでもいいですが、こうした人付き合いの中で流されると厄介なのが「悪い噂」。

「あの人、課長と不倫してるらしいよ」
「アイツ、他の会社でウチの部長の悪口、言って回ってるらしいぞ」
「近所の○○さんって、家賃滞納してるんですって。生活苦しいのかしら」
「いとこの○○君のお嫁さん。結婚したのも、遺産が目当てだったんじゃないかしら」

こういうゴシップというのはくだらないようでいて、1回対処を間違えると大変です。会社で大事な仕事を任されるかどうか、仕事の難しい場面で部下がついてくるかどうか、近所と仲良くやれるかどうか、親族会議で自分の言い分を聞いてもらえるかどうか、といったさまざまな場面に悪影響を与えてきます。

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

だからこそ、自分にまつわる悪い噂というのは正しい方法で否定し、早い段階で打ち消しておかなければなりません。そうしないと信用がどんどん失われ、誰も話を聞いてくれなくなってしまうのです。そこで今回は、ギリシャ・ローマ式弁論術のテクニックの中から、「悪い噂」への対処法を解説します。

「争点」を作ることが最重要

結論から言えば、自分への悪い噂に対しては、有利な「争点」を作ってそこで反論することが最も大事です。
どういうことか?

例えば、「他社で部長の悪口言った」という噂を流されて、これを否定しなければいけないとしましょう。

次ページ部長にどう説明すればいい?
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