10代と団塊ジュニア世代は、妙に自信家
青木:世代論も最近、興味あるんだ。いま、オレら10代は「若者」ってくくられるわけだけど、若者のオピニオンリーダーとして、よく古市(憲寿)さんがメディアで話しているじゃん。でも、古市さんってもう28歳でしょ。20代後半の人の意見に、オレら同意できる部分もあるけど、違う部分もたくさんあるよね。
Tehu:あるあるある。NHKの「ニッポンのジレンマ」を見ていても、10代がいないんですよ。25歳以下がいない。
青木:だけど10代とか、少なくとも25歳以下の世代を語れるオピニオンリーダーがまだ現れていなくて、そこを若い世代として1つとなってしっかりくくっていくことが大事じゃないかな。
オレらは「ゆとり」の一言でくくられるけど、ゆとりの深い部分にもっといろいろあるよね。オレらの世代って、どういう世代だと思う?
Tehu:この世代はね、妙に自信家だね。
青木:そう! オレ、すごい感じるのが、団塊ジュニアっぽいんですよ。
Tehu:そう!30代後半。
青木:似てるよね。団塊ジュニアって自信家で、言いたいことを言って暴れたがるじゃん。右手こぶしを突き上げるようなタイプで、オレらと雰囲気がすごい似てる。
Tehu:IT業界でいったら、堀江貴文、家入一真、ああいうぶっ飛んだ起業家が30代後半から40代前半の世代にかたまっていて、さらに猪子(寿之)、川田(十夢)、真鍋(大度)という、3大デジタルメディアクリエーターも30代後半。いま20代後半がいないんだよ。
青木:20代後半って、古市さんの話を聞いていると、社会や政治に関心がなくて、自分が幸せだったらいい、1日1日こなせればいい、みたいな幸福な世代だよね。
でも、オレら10代はぜんぜん違う。「なんかやってやろう」「なんか仕掛けてやろう」と思っている同世代のヤツ、多くない?
Tehu:多い。しかも、インターネットのおかげで出てくるのが早いんだ。17歳、18歳で出てくる人間は表に現れるから。そこが堀江さんたちの時代とは違う。
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