若者代表は古市さんじゃない、オレたちだ! 新春U20対談 日本を変える10代(前編)

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新世代リーダー予備軍とも言える10代の優秀な若者は、どんな未来を描いているのか。「スーパーIT中学生」「スーパーIT高校生」として早くから独自の道を切り拓いてきたデジタルクリエーターの灘高生が、未来予測を発信。ITや政治、経済、教育、ときにはアイドルや女の子ネタまで、感度の高い移り気なアンテナがキャッチするまま書き連ねる。
今回は新春特別対談として、政治活動家で慶応義塾大学1年生の青木大和さんをお迎えし、世代論や日本の社会、政治への思いを語り合う。
 
18歳のTehu君(右)と19歳の青木大和さん(左)が日本の政治にモノ申す!

米国の高校生は政治の話ができないと会話に入れない

Tehu:今日は政治活動家の青木大和さんとぜひ対談したいということで、ボクが企画しました。

ヤマトと初めて会ったのは4カ月前で、すぐに意気投合して一緒にいろいろな活動を始めています。それも含めて、今日はたっぷりお話したいと思います。

現在、ヤマトは慶応大学1年生で、ボクの1年先輩になります(2014年4月に慶応大学に入学予定)。まずは「東洋経済オンライン」の読者の方々に自己紹介をしてもらえますか。

青木大和(あおき・やまと)
政治活動家、慶応義塾大学法学部1年生
1994年生まれ。2012年春、10代の政治関心の向上、および政治参加の拡大を目的とする高校生任意団体「僕らの一歩が日本を変える。」を設立。同年夏、討論会イベント「高校生100人×国会議員」を国会議事堂で開催し、話題となる。2013年夏、参院選開票前に全国行脚して1300人の高校生に街頭インタビューし、iPadで模擬選挙を行った。

青木:はじめまして。青木大和と申します。「僕らの一歩が日本を変える。」という政治団体を高校3年生のときに立ち上げて、10代の政治関心の向上と政治参加の拡大を目指し、中立的に政治に関心を持ってもらえる場を提供したり、議論する場を全国的に展開しています。

──そういう活動をするようになったきっかけは何ですか。

:高校1年のとき、米国に1年間留学したのがきっかけです。2008年、ちょうど大統領選挙の時期で「オバマキャンペーン」を展開していました。選挙自体がパーティーのような感じで行われていて、周囲の高校生たちがツイッターやフェイスブックで動員されて、すごい盛り上がっていた。それを見て感動したんです。高校生でも政治の話ができるんだ!自分の意見を言っていいんだ!って。

日本にいる頃から政治に関心があって、12歳で政治家を志したのですが、周りに政治の話ができるヤツなんていませんでした。でも、米国ではむしろ政治の話ができないと会話に入れない。それで、日本に帰国してから「ぼく1(僕らの一歩が日本を変える。)」を設立しました。

すべては政治力。政治にモノ申さずしてどうすんの

Tehu:ボクとヤマトは考え方がすごく似てるんです。

──Tehu君はクリエーターですけど、なぜ政治に並々ならぬ関心があるのですか。「東洋経済オンライン」のコラムでも政治ネタが多いですが。

Tehu:やっぱり仕事を通して大人と付き合っていると、結局は政治力だってわかるんです。すべては政治力に帰着して、政治力のない人間は必ずどこかで挫折してしまう。それがわかっちゃったから、政治にモノ申さずしてどうすんのっていう話になる。

青木:そうだよね。

Tehu:今日は2人でそういう話をどんどんぶっ放していきたいんですけど、何から話そうか。最近の話題からいきましょうか。

青木:「デモをして果たして社会は変わるのか」はどう? オレはデモなんかしても社会は変わらないと思っています。

Tehu:ホント、意味のあるデモって何?

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