寝台で「酒が飲めない」、シベリア鉄道最新事情

ウォッカ片手に「乗客同士の歓談」は昔の話

ウラジオストク発モスクワ行き列車(筆者撮影)

観光地として注目が集まりつつあるロシアは、旧ソ連時代から鉄道大国ではあるが、その実像は日本には正確に伝わっていないように感じる。筆者は昨年11月から12月にかけて、シベリア鉄道を全線走破した。さまざまな角度からロシアの鉄道の現状をお伝えしたい。

切符はネットで手軽に購入

ロシア国鉄が運行する長距離列車の切符は同社のホームページから購入できる。切符は航空券のようなEチケットになっており、当日は車掌にパスポートと一緒に提示すればいい。

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切符購入において興味深い点は車内サービスの有無をきめ細かく設定できることだ。例えばシベリア鉄道を走る長距離列車の場合、ベッドの上段・下段の指定はもちろんのこと、食事の有無やトイレ設備も選べる。また、個室寝台では女性専用個室が用意されており、女性も安心してロシアの鉄道旅行が楽しめる。

支払いにはクレジットカードが使えるので、航空券の購入と何も変わらない。ロシア国鉄のホームページは英語対応になっており、レイアウトもわかりやすい。ロシア語が読めない人でも慎重に作業を進めれば切符を購入できるだろう。ロシア国鉄のホームページを通じて切符を購入した人に使い勝手を聞くと、「思っていたよりも簡単でわかりやすかった」という声が多かった。鉄道切符のネット購入だけを取り上げると、ロシアよりも日本のほうが煩雑だといえるかもしれない。

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