Web会議システム「生みの親」が語る働き方改革 離れた場所をつなげて世界を変える男
様々なジャンルのフロントランナーからビジネスのヒントを聞く「飛躍のアルゴリズム」。今回のゲストは、株式会社ブイキューブ代表取締役・間下直晃氏。働き方改革が進む中、注目されているひとつがWeb会議システム。このサービスを生み出した背景には、間下氏の経験と行動に基づいた確かな勝算があった。
学生時代にHP作成、全てはそこから始まった
――1つ目のキーワードは「ホームページ制作からテレビ会議に。きっかけはアメリカ進出」。間下さんは初めに会社を作ったのは、大学在学中の20歳の頃だったということですが、きっかけはあったのでしょうか。
学生になるとアルバイトをしますが、どうも人がやっている普通のアルバイトをしたくなくて、何か違ったものはないかと探していたんです。20数年前ですから、インターネットがまだ世の中に始まった頃です。ホームページはまだ一般的ではなかったのですが、ホームページを作りたいという声をいただいたんです。当時は、今みたいにレベル高くないですから簡単に勉強すればできちゃったんです。
――もともと知識はあったんですか?
理工学部にいましたし、パソコンは家にもありましたので、そこの知識を使いながら少し勉強して2週間かけて作りました。今の時代は、立派なホームページがありますが、当時は写真とテキストがあったら十分なんです。2週間で20万円もらえました。
――それはすごいですね。
学生の20万円はとても大きいと思います。それと同時に自分たちがやったことに対してお金をもらえることが、すごくうれしかったんです。