働き方改革関連法が4月から施行となり、残業時間の上限規制などが適用される。
1位は川崎汽船、削減取り組みが奏功
対応に苦慮している経営者も多そうだが、すでに大きく残業時間を減らしている企業も少なくない。
今回、『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』2019年版と同2014年版データを使って、「5年間で残業時間が減った会社ランキング」を作成、残業削減に先んじて取り組んだ企業を紹介していきたい。
1位は5年間で残業時間を27.8時間減らした川崎汽船。2012年度(2014年版データ)の35.8時間が2017年度(2019年版データ)は8.0時間となり減少率は77.7%だった。
PCログオン打刻時間を確認し、正しい労働時間を把握。月中での残業見通し把握と所属部長への注意喚起、理由・対策の報告指示や対応状況のチェックなど組織全体で積極的に残業削減に取り組んでいる。有給休暇の取得日数も2017年度は年間16.7日と、2012年度の7.4日から9.3日増加。残業削減だけでなく休暇取得も進めている。
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