中国、ボーイング737─8型機の商業運航停止へ エチオピア航空の墜落事故を受けて

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 3月11日、中国民用航空局(CAAC)は、国内航空会社に対し、旅客機「ボーイング737MAX」の商業運航を現地時間午後6時(1000GMT、日本時間午後7時)までに停止するよう命じたと発表した。写真はボーイングの舟山工場で昨年12月撮影(2019年 ロイター/Thomas Peter)

[上海 11日 ロイター] - 中国民用航空局(CAAC)は11日、国内航空会社に対し、旅客機「ボーイング737MAX」の商業運航を現地時間午後6時(1000GMT、日本時間午後7時)までに停止するよう命じたと発表した。

米ボーイング<BA.N>の737MAX8型機を巡っては、エチオピア航空が運航する同型機が10日、アディスアベバ空港を離陸した直後に墜落し、搭乗していた157人が死亡。昨年10月のインドネシアのライオン航空旅客機に続いて大規模な事故を起こした。

中国の航空会社が運航しているのは96機

CAACは文書で、ボーイングと米連邦航空局(FAA)に連絡を取った後、運航の再開時期を航空各社に通知すると発表した。

「事故2件がいずれも新たに納入されたボーイング737─8に関するもので、また離陸時に事故が起きたことを踏まえると、類似する点がある」と指摘。いかなる安全上の問題も認めないという同局の方針に沿って商業運航の停止を要請したと説明した。737MAXは737─8と称されることもある。

当局が中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」で明らかにしたところによると、中国の航空会社が運航している737MAXは96機に上る。

中国誌「財経」は、737MAXの運航を予定していたフライトの多くは、代わりに737─800が使用されると報じた。

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