変わる車の税金、いつ買うのがオトクか? 消費税アップに加え、軽自動車税も引き上げ

拡大
縮小

12月12日に政府・与党がまとめた2014年度税制改正大綱。焦点の一つだった自動車関連税制は、購入時にかかる自動車取得税の軽減と、軽自動車の保有にかかる軽自動車税の増税が決められた。

具体的には、14年4月1日の消費税率8%への引き上げ時に、自動車取得税普通自動車については現状の5%から3%に、軽自動車は3%から2%に引き下げる。さらに、15年10月に予定されている消費税率10%への引き上げ時に、自動車税、軽自動車税とも廃止することが示された。

一方、軽自動車税を、年7200円から年1万0800円に引き上げることも決まった。対象となるのは、15年4月以降に購入した新車だ。

消費増税の前後で税負担を試算

では、いつ買うのがオトクなのか?

東洋経済オンラインでは、①14年3月末までに購入し納車される場合、②消費税8%に上がる14年4月1日以降に購入する場合、③10%に上がる15年4月1日以降に購入する場合、を想定。購入から丸5年保有した場合のそれぞれの税負担額を算出した。

なお、税制大綱では15年10月以降、環境性能に応じた課税制度を導入することが示されている。ただ詳細が明らかになっていないことと15年4月時点では導入されないことから、織り込んでいない。

次ページ軽を買うタイミングは?
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT