100歳でアナウンサーになった女性の生き方 熊本県天草市のインターネット放送局で活躍
「いまも元気でいられるのは、若いときに"この手"をよく動かしてきたからやんね」。自分の手を見つめながら、しみじみとそう話してくれました。
そう、いつも前向きに体を動かすことが元気の秘けつ。アナウンサーの仕事がない日にも部屋の中でじっと座ったまま過ごすことはありません。朝起きたら体操。天気がいい日は庭の畑で野菜作り。その甲斐あってか、グラウンドゴルフも上々の腕前です。
「自分のことは自分でしよる」
やりたいことは心のままに。地域で陶芸教室があると知れば、出かけて行って大皿作りにトライしたり、親戚の子どものためにわらじを編んだり……。千羽鶴も1枚ずつ折りました。
とはいえ御年101歳。体調を気遣って、階段を上がろうとしているはるのさんに誰かが手を貸そうとしてくれることもあるそうですが、そんなときは、決まって「自分のことは自分でしよる」と断るそうですから、あっぱれです。
好きな食べ物は鮭のふりかけ。自家製の漬物は、庭の畑で採れた高菜で作ったもの。健康食品に頼るより"好きな"ものを食べるのがいちばん。
大皿やわらじ、千羽鶴もすべてはるのさんの手作り。大正、昭和、平成の3つの時代を、この手を使って駆け抜けてきた。
天草の文化と魅力を発信するインターネット放送局。会員登録しておけば、インターネットをつなぐだけでいつでもどこでも好きな番組を視聴できる。はるのさんが出演する新番組『はるのちゃんが行く世界遺産キリシタンの里』も好評放映中。高齢女子アナウンサーの活躍に、海外からの取材も多数。
(取材・文:飯田充代/写真:小田崎智裕/協力:天草テレビ)
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