トヨタ、急加速めぐる訴訟で和解協議開始へ 数百件に上る訴訟の行方

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12月13日、トヨタ自動車は、大規模なリコールにつながった意図しない急加速問題をめぐる訴訟で、和解に向けた協議を開始する。写真は9月、サンクトペテルブルクで撮影(2013年 ロイター/Alexander Demianchuk)

[13日 ロイター] -トヨタ自動車<7203.T>は、大規模なリコール(回収・無償修理)につながった意図しない急加速問題をめぐる訴訟で、和解に向けた協議を開始する。数百件にのぼる訴訟で和解につながる可能性がある。

米カリフォルニア州連邦地裁のセルナ判事が12日に出した命令によると、トヨタと原告側の弁護士が協議を進める間、訴訟は保留される。

和解に向けたプロセスはすべての原告に対し開かれており、2月に開始される予定。急加速問題が原因となった人身障害、不法死亡、物的損害訴訟が対象となる。

第1段階の協議で和解に達しないケースは調停手続きに進み、それでも合意できない場合は裁判となる。

トヨタの広報担当者カーリー・シャフナー氏は和解手続について、未解決の訴訟への対応を大幅に効率化できるとの見方を示した。

意図しない急加速問題では、人身障害や物的損害に絡み200件以上の集団訴訟や500件の個人訴訟が起こされているが、これまでに裁判が行われたのは少数にとどまっている。

セルナ判事は7月、急加速問題による車両の再販価値低下など経済損失を主張した訴訟で16億ドルを超える規模の和解案を最終承認している。

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