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巨大物流センターと立ち上がる「斜めの壁」 穴守稲荷駅の羽田クロノゲートへ行ってみた

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  • 成毛 眞 元日本マイクロソフト社長、HONZ代表
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柱が目立つ付加価値機能エリア

付加価値機能エリアでは、どんな価値が付加されるのか。6000キロまで耐えられる巨大な荷物用エレベーターで7階へ上がると、そこは倉庫だった。荷物は何もない。本格稼働前だからだ。つまりだだっ広い空間が広がっているのである。

このフロアではたとえば、宅急便で返却された医療用機器を洗浄する予定になっている。再び使えるようにして宅急便で送り出すわけだ。洗浄エリアはほかのエリアとは区切られている。仕切る壁には窓が多い。中の様子がよく見られるように、だそうだ。

番地が振られた巨大なフロア

しかし本格開業前なので、まだ何もない。目立つのは柱ばかりだ。直方体の柱は、縦横それぞれ1.4メートルの太さ。これが240メートル×114メートルと広いフロアに屹立している。柱には01から13までの番号と、AからSまでのアルファベットが振られている。番地代わりになるのだろう。NからMまで歩くと、ボクの足では18歩だった。

ここが、今よりもっと手元に早く荷物を届けてくれる拠点。だけど、あまりそのスケールが感じられない。これが日本最大級の物流センターなのか……。この違和感は何だろう。

フロアを下る。途中、2階に集中管理室がある。部屋中、モニタだらけだ。こういう様を見ると、思い出すことがある。前に勤めていたマイクロソフトという会社で、大型のモニタが必要になったことがあった。しかし、当時はブラウン管。50インチを手に入れようとしたら大変だ。そこで考えたのは、小さなブラウン管モニタを横に並べ、縦に詰むという数量作戦。それが今や、液晶パネルを楽々並べているのだから、時代は変わった。

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【アップリフト工法とは?】

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