「スプラトゥーン」の中毒性が極端に高い理由 家族の絆をも壊すその特殊なゲーム設計

2017年7月に発売されたNintendo Switch用シューティングゲーム『スプラトゥーン2』がいまなお爆発的な人気を博している。日本国内売り上げは308万本(2018年9月時点)。Nintendo Switch本体の国内売り上げが約500万台(2018年9月、ファミ通調べ)なことからも、どれだけこのゲームが人気なのかはわかるのではないだろうか。

実に、Nintendo Switchを持っている人の5人中3人が「スプラトゥーン2」を購入しているのである。
このゲームが老若男女かかわらず浸透していくに従い、その特徴的なゲームデザインにより「依存症」になっている事例を耳にすることが多くなってきた。
今回は「スプラトゥーン依存」の家族に苦しめられた2つの事例を紹介するとともに、なぜそのような中毒状態が引き起こされるのかをスプラトゥーン2のゲーム設計をひもとくことで考えていきたい。
夜な夜な「殺すぞ!」と叫ぶ夫
上記は、実際身近で起こった「ゲーム障害」が家族の輪をむしばんだ例である。
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