インディード「実写ワンピース」CM人気の要因 年末年始に話題を呼んだCMの共通点とは?
通常よりも集中して視聴される可能性が高い特別番組や生放送番組が多く組まれるこの期間には、番組内容と親和性の高いCMや30秒以上の長尺で趣向を凝らした見応えのあるCMが数多く見受けられる。少ない放送回数で効率よくCM好感度を獲得したCMを紹介する。
Indeed Japanの『Indeed』は人気漫画『ONE PIECE』の“麦わらの一味”を実写で再現し、クオリティの高さが注目された。以前より同社のCMに出演する斎藤工と泉里香、お笑いコンビ・千鳥の大悟がそれぞれルフィ、ナミ、ウソップに扮し、サンジを窪塚洋介、ゾロを池内博之、チョッパーはトナカイが演じている。
国民的コンテンツは原作の世界観の印象が強い分、アレンジすると熱心なファンからネガティブな反応が生じることもあるが、今作に対しては「実写版はどうか…と思ったがクオリティーが高い」「マンガのキャラクターそっくり」「はじめて見た時のインパクトがすごかった!そっくりに再現していてすばらしい」「原作のイメージを忠実に再現されていておもしろい」とモニターも絶賛。
ファンも認める再現度の高さにウェブやSNSでも話題となり、期間中70回という決して多くない放送回数で5位につけた。
コミカルな展開とのギャップが視聴者から支持
毎年1月2日の箱根駅伝中継番組内で新CMをスタートする大和ハウス工業は、30秒と60秒の長尺CMのみを放送し、わずか22回で7位にランクインした。とある宇宙船内でモンスターに追われ、必死に逃げる役所広司。絶体絶命のピンチの中で、突然地球にいる妻から家のリフォームについて電話がかかってくる。緊迫した状況に追い込まれている役所とそれとは対照的にのんきに話を続ける妻のやりとりが笑いを誘うストーリーだ。
モニターからも「まじめにやっているのでおもしろい。本格的」「壮大なスケールだけど、オチがくだらなくておもしろい」「映像のリアルさとストーリーのギャップがおもしろい」と、SF映画さながらの本格的な舞台設定や出演者のシリアスな演技と、それにそぐわないコミカルな展開とのギャップが視聴者に支持された。
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