au「三太郎」CMが3年目でも飽きられない理由 ディレクターの子ども時代にキャラの原点
au「三太郎」シリーズが好感度1位の理由
【1~10位】
調査期間中、東京キー5局からオンエアした3331作品のうち、作品別CM好感度1位はKDDIauの「三太郎」シリーズ、「auピタットプラン・織姫、登場」篇となった。前編で空から落下した大きな桃を蹴破って登場したかぐや姫(有村架純)の妹の織姫(川栄李奈・元AKB48)。今回は、織姫があっけにとられる三太郎たち(松田翔太、桐谷健太、濱田岳)に、「織ちゃんって、呼んでいいぞっ」と、大きな桃同様に態度もビッグな挨拶をするというストーリーだ。
モニターからは、「面白い」という感想が圧倒的多数を占めた。また、「まさか、かぐや姫の妹が織姫だったとは」「個性的なキャラクターが出てきて飽きない。伝えたいこともわかりやすい」とクセの強い新キャラの登場に反応した人も多かった。
この三太郎シリーズが始まったのは、なんと2015年元日。今年で3年目を迎え、今や国民的人気CMとなった。なぜ、三太郎シリーズのCMはここまで人気があるのか。いまさらながらそのヒミツに迫ってみたい。
三太郎シリーズ立ち上げの当時、KDDIの田中孝司社長は「auを好きになってもらうこと」をゴールに掲げたという。「一に「笑」。二にも、三にも「笑」。シンプルに笑いを突き詰めることが、auを好きになってもらうために必要な戦略」と語っていた。
これを受けた同社の矢野絹子宣伝部長は「個々の商品やサービス以上に、まずau に興味関心を持ってもらい、ブランドそのものを好きになってもらいたい」という要望を、CMクリエーターに最初に伝えたという。
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