1ドル104円、フラッシュクラッシュが原因か

2019年の為替相場は年始から「大荒れ」に

 1月3日、アジア時間序盤の取引で円が主要なテクニカル水準を抜けて急伸し、対ドルで一時104円台後半を付けた。世界経済を巡る懸念の高まりで安全資産が買われたほか、年末年始で薄商いとなっていることも振れを大きくした。2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

[シンガポール 3日 ロイター] - アジア時間3日序盤の取引で円が主要なテクニカル水準を抜けて急伸し、対ドルで一時104円台後半を付けた。世界経済を巡る懸念の高まりで安全資産が買われたほか、年末年始で薄商いとなっていることも振れを大きくした。

米アップル<AAPL.O>が2日、中国でのiPhone販売減速を理由に10─12月期の売上高見通しを下方修正したことで、リスク回避ムードが高まった。

これより先には、アジアや欧州の多くの国で12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が軟調となっていた。

こうしたなか市場では円への逃避買いが進み、ドル/円<JPY=>はアジア時間序盤に一時104.96円と、2018年3月以来の安値を付けた。

リスク回避の流れを受け、円のショートポジションを積み上げていた投資家から大量のストップロスの円買いが入った。日本が祝日で休場となる中、流動性が低くなっていることも円の急伸につながった。

市場参加者は対円での主要通貨の下落について、ファンダメンタルズ(基礎的条件)ではなく主にテクニカル要因による「フラッシュクラッシュ(瞬時の急落)」との見方を示した。

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