孤独のグルメ出演で食べログ評価は変わるか シーズン7に出た10店舗の点数を分析した
漫画『孤独のグルメ』をご存じだろうか。主人公・井之頭五郎が仕事で訪れた先の街々で、商談前後に昼食で立ち寄る飲食店での食事風景を描いた異色の漫画だ。2012年にはドラマ化され、すでにシーズン7(2018年4月~6月放送)まで放送された。
シーズン7では同番組の韓国での人気の高さから韓国出張編が2話放送された。今年9月に開催された「Seoul Drama Award 2018」(ソウルドラマアワード)において、「The Most Popular Foreign Drama of the Year」という、最も人気がある海外ドラマに贈られる賞を受賞した。
昨年末に引き続き、12月31日夜10時から、「孤独のグルメ大晦日スペシャル 京都・名古屋出張編 生放送でいただきます!」が一部生で放送される。
放映後は「食べログ」の点数は上がるか
さて、2017年12月30日に配信した記事(『「孤独のグルメ」を食べログで分析してみた』)で、シーズン1からシーズン6までに五郎が訪問した飲食店(全133店)の「食べログ」の点数を分析した。すると、6割が3.50点を上回り、平均すると3.42点と高得点だった。食べログで3.50点以上4.00点未満は「満足できる確率の高いお店」と定義づけられ、全体のトップ約4%しかない。
食べログは全国87万店以上の飲食店が登録し、月間1億5000万人超が利用する飲食店情報サービスだ。食事をした人が「星」の数による0.1刻みの点数による評価と200字以上の感想を記したテキストによって訪れた店をレビューし、それが積み重なっていく「口コミ」によって飲食店評価が形成される仕組みになっている。
今回は五郎が「シーズン7」で訪れたお店は、その後にレビュー評価され点数が上がり人気店になったのか調べた。
食べログでは、「影響力あるレビュアー」(食べログで評価をつけると、そのお店の総合評価点数に変化がある人)が投稿すると、お店の点数に変化が出る。さらに、そのレビュアー(インフルエンサー)が推奨したお店にフォロワーが行き、同じような評価をする傾向を見せる。そのため、少し時間が経てば、点数が上がる店は増加して人気店となる仕組みだ。
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