米ダウ464ドル安、ナスダック弱気相場目前 

合算の出来高は今年2番目の高水準に

 12月20日、米国株式市場は続落し、ナスダックは弱気相場入り目前の水準で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が前日にバランスシート縮小を継続する方針を示したことや、一部の米政府機関が閉鎖される可能性が出ていることを受け、投資家の不安が広がった。 ニューヨーク証券取引所で撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国株式市場は続落し、ナスダックは弱気相場入り目前の水準で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が前日にバランスシート縮小を継続する方針を示したことや、一部の米政府機関が閉鎖される可能性が出ていることを受け、投資家の不安が広がった。

ナスダックは一時2.85%安と、8月29日に付けた終値ベースの最高値を20%超下回る水準まで売られた。その後下げ幅を縮小し、8月29日の終値を19.5%下回る、弱気相場入り目前の水準で引けた。

FRBは19日、向こう2年間に追加利上げを行う方針をおおむね維持し、バランスシート縮小計画も継続する考えを示した。これを受け、景気減速を懸念する市場の警戒感が一層高まった。

ジョーンズトレーディングのチーフマーケットストラテジスト、マイケル・オルーク氏はこの日の下げについて「主に前日の売りの続きだ」とし、「市場はバランスシート正常化に関して動揺している」と話した。

一部の政府機関が21日にも閉鎖される可能性が出ていることも地合いを圧迫した。トランプ米大統領は、十分な国境管理費用が盛り込まれていないとして、上院が可決したつなぎ予算案に署名しない考えを共和党指導部に伝えた。

S&Pの主要11セクターは公益事業<.SPLRCU>を除いて全て下落した。原油価格が大幅安となったことを受け、エネルギー株<.SPNY>が2.8%下落。このほか情報技術<.SPLRCT>や一般消費財<.SPLRCD>の下げが目立った。

さえない企業決算や業績見通しも相場の重しとなった。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA.O>は5.0%安。小売薬局部門の売上高が予想を下回った。

コナグラ・ブランズ<CAG.N>は2019年度の利益見通しが失望を誘い、16.5%急落した。

アクセンチュア<ACN.N>やカーニバル<CCL.N>も業績見通しを嫌気してそれぞれ4.9%安、9.5%安となった。

ナイキ<NKE.N>は2.1%安で通常取引を終えたが、引け後の決算発表を受けて時間外取引で7%超上昇している。

米取引所の合算出来高は120億9000万株と、今年2番目の高水準となった。直近20営業日の平均は83億8000万株。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.97対1の比率で上回った。ナスダックでも3.41対1で値下がり銘柄数が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 22859.60 -464.06 -1.99 23224.12 23282.20 22644.31 <.DJI>

前営業日終値 23323.66

ナスダック総合 6528.41 -108.42 -1.63 6607.76 6666.20 6447.91 <.IXIC>

前営業日終値 6636.83

S&P総合500種 2467.42 -39.54 -1.58 2496.77 2509.63 2441.18 <.SPX>

前営業日終値 2506.96

ダウ輸送株20種9029.94 -117.72 -1.29 <.DJT>

ダウ公共株15種 729.42 +2.66 +0.37 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1117.74 -9.70 -0.86 <.SOX>

VIX指数 28.55 +2.97 +11.61 <.VIX>

NYSE出来高 14.96億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 20385 + 175 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限 円建て 20345 + 135 大阪比 <0#NIY:>

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