日経平均がついに年初来安値、一時700円安  「市場に冷たい」日米中銀に意気消沈

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一方、株価下落のスピードの速さに、短期的なリバウンドは近いとの見方も出てきた。

JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル・マーケット・ストラテジスト、重見吉徳氏は「過去を見ても、一方向に株価が下落するということはあまりない。ポジティブなニュースに反応したリバウンドを途中に挟むものだ。米連邦準備理事会(FRB)やトランプ米大統領が株価の底割れを防ごうとすれば、そこでいったん株価は反発する」と話す。

日経平均は年初来安値を下回り、テクニカル的にも弱い形となったが、「ボリンジャーバンドはマイナス3シグマに近づいており、早晩、短期的なリバウンドが起きる可能性もある」(証券ジャパンの調査情報部次長、野坂晃一氏)との見方も出ていた。

セクター別では東証33業種中、32業種が値下がりしたが、電気・ガスはプラスで引けた。四国電力<9507.T>、中部電力<9502.T>、北陸電力<9505.T>など電力株は堅調で、外部環境に左右されにくいディフェンシブ株として物色された。

前日上昇して安値引けとなったソフトバンク<9434.T>は寄り付き後に一時8.2%の下落となったが、その後反発し、前日終値を上回ってきょうの取引を終えた。

東証1部の騰落数は、値上がり74銘柄に対し、値下がりが2047銘柄、変わらずが9銘柄。

日経平均<.N225>

終値      20392.58 -595.34

寄り付き    20779.93

安値/高値   20282.93─20841.34

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1517.16 -38.99

寄り付き     1544.42

安値/高値    1512.11─1550.93

 

東証出来高(万株)182122

東証売買代金(億円) 30043.92

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