株価2倍!ホテル予約プライスラインの秘密

注目の海外企業【第5回】

株価が1100ドルを超えた! 

NYダウやS&P500種指数が最高値を更新する中で、今年9月にはプライスライン・ドット・コム社(以下、プライスライン)の株価が1000ドルを超えて注目を集めた。翌月にはグーグル社の株価も1000ドル突破を果たしたのだが、11月になると、プライスライン株は1100ドル台に乗せ、今や1200ドルをうかがう様相(11月29日に1198ドル)だ。直近の株価は年初の1.9倍に相当する。

この間、同社の利益は急速に拡大してきた。2011年(12月期)の1株利益は前年の1.9倍、2012年も前年比34%増を遂げた。直近も、2013年7~9月の3カ月間の1株利益は前年同期に比べて36%増加している。そして、株式市場はさらなる利益の成長を見込んでいるようだ。

プライスラインはホテル宿泊のネット予約サービスの大手企業である。ITバブルの絶頂期の1998年に創業し、翌年株式上場を果たした、米国の代表的IT企業のひとつである。ほかのIT企業同様、株式公開後の株価は大きく上昇したのだが、2001年にかけてはITバブル崩壊を代表するかのごとく、同社の株価は大きく崩れていった。2002年10月には最安値の6.6ドル(翌年の株式併合を調整したベース)をつけたのだが、ここから今日の1100ドル台まで、180倍の成長を遂げたことになる。

プライスラインの業績を1998年の創業からたどってみると、今日の成功は、当初の事業展開の方式にこだわらずに、市場動向に合わせて、従来の事業の組み合わせを柔軟に入れ替えてきたことにあるようだ。

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