13万人集結「ドリームフォース人気」のナゼ 10年で参加者は100倍以上に。その秘密は?

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左はドロップボックスのドリュー・ヒューストンCEO。右がセールスフォースのマーク・ベニオフCEO

13万人が参加登録する、セールスフォース・ドットコム主催のクラウドコンピューティング・イベント「ドリームフォース2013」が11月18日から4日間、開催される。

サンフランシスコのモスコーニ・センターでの同イベントには、クラウド専門家等によるセッションが1250以上あり、協賛企業の製品展示も行われる。

モバイル用の新プラットフォームを発表

開催初日、セールスフォースはモバイル用の新プラットフォーム「セールスフォース1」を発表した。オンラインストレージサービスのDropbox(ドロップボックス)、ビジネス向けソーシャルネットワークのLinkedIn(リンクドイン)、ウェッブ上のドキュメント管理のEvernote(エバーノート)などのアプリケーションがセールスフォース1上で簡単に使えるという。

しかし、発表内容自体は専門的。しかも地味なものだ。セールスフォースはクラウドコンピューティングのサービスプラットフォーム企業としては最大手ではあるものの、知名度はアップル、マイクロソフト、オラクル、グーグルなどと比べると劣る。年商規模もおよそ30億ドルで、巨大企業というわけではない

そのイベントに13万人が集まる。参加人数は、9月に同じサンフランシスコで開催されたオラクル(年商370億ドル)主催の「オラクルオープンワールド」の6万人を大幅に上回っている。いったい人気の秘密はどこにあるのだろうか。

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