逆ザヤ解消でも手放しで喜べない大手生保

2013年度上期の生保決算

(撮影:梅谷秀司)

2013年度上期決算で、国内の主要生命保険9社の運用実績が全体で順ザヤに転じた。01年3月期に情報開示が始まって以来初めてのことで、バブル時の販売競争の後遺症として生保を長年苦しめてきた構造問題にようやく解決の糸口が見えてきた。

生保会社の逆ザヤは、保険契約者に約束した運用利回り(予定利率)を、保険料などの調達利回りが上回ることで生じる。バブル期には簡易保険などとの販売競争で身の丈を越えた高い予定利率を設定した。しかし、バブル崩壊後は超低金利時代に突入。逆ザヤ問題は日産生命など中堅生保7社の破綻を招く主因になった。

次ページ逆ザヤ解消の主因は?
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • カラダとおカネのよもやま話
  • 最新の週刊東洋経済
  • ブックス・レビュー
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
電池開発でノーベル化学賞<br>吉野彰氏が示した「危機感」

受賞会見とともに、リチウムイオン電池の開発の歴史と当事者の労苦を振り返る。世界の先頭を走ってきた日本も、今後および次世代型の市場では優位性が脅かされつつある。吉野氏率いる全固体電池開発プロジェクトに巻き返しの期待がかかる。