「相場は月始の取引が3日だと荒れる」は本当?

米中首脳会談後の日経平均はどうなるのか

米中首脳会談はほぼ事前予想通りの展開。3日以降のマーケットはどうなるのか(写真:ロイター/アフロ)

1日に閉幕したG20(20カ国・地域)首脳会議では、日米、日中首脳会談も開かれ、安倍晋三首相の存在感が示された。ドイツのアンゲラ・メルケル首相の退場が近づいてきた世界の自由主義国の中で、やはり日本の長期政権への信頼感はそれなりにあるようだ。

全体会議や個々の首脳会談など、いくつも行われた会談の内容もほぼ予想通りだったが、少なくとも、これらに対する世界の投資家の印象は悪くないはずだ。G20首脳宣言に「保護主義と闘う」との文言が米国の反対で盛り込めなかったことも予想通りだ。2008年にG20首脳会議が発足して以来、合意文書で保護主義に対抗する姿勢を示せなかったのは今回が初めてではあったが、これもほぼ予想通り。依然アメリカが台風の目であることは変わっていない。

「予想外の6連騰」で年末高の条件はそろった

もちろん、その後に開かれた米中首脳会談が今回の最大の注目イベントだったが、「来春までいったん休戦」となったようだ。とりあえず来年1月からの追加関税措置は回避され、中国による技術移転の強要、知的財産権の保護、サイバー攻撃に関する自主的取り締り等について、すぐに協議を始めることなどで合意した。

「フタを開けて見なければ分からない」と言われた米中首脳会談は、結局、直前の株高が示していた通りだった。これで年末高の条件はそろったと考える。11月20日あたりまでは一向に盛り上がらないマーケットだったが、今や東証マザーズ指数が1000ポイント台に戻すなど、新興市場銘柄の上昇も目立ち始めている。

中国関連で売られていた工作機械や海運株が上昇し、個人投資家が所有する中小型材料銘柄の戻りも顕著で、少し前までまったくなかった上値期待が大きく出て来た。その中で日経平均株価は、9月13日~26日の8連騰以来の「6連騰」となった。その結果200日移動平均線(ちょうど2万2300円)を抜け、日経平均予想EPS(1株益)も1790.95円と史上最高値を更新した。11月8日の戻り高値である2万2486円(終値ベース)も見えてきた。これを抜ければダブルボトムの完成である。

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