「無印良品×北欧×自動運転」の意外な仕掛け

2020年実用化のバスにデザイン提供した理由

良品計画がデザインを提供したGachaシャトルバス(写真:良品計画)

「無印良品」を展開する良品計画が、自動運転車にデザインを提供――。

11月はじめにこんなニュースが流れた。場所は日本ではなくフィンランドで、2020年の実用化を目指す自動運転バスに車体デザインを提供したという。

車体は前後対称で窓下にLEDライトベルトを配する(写真:良品計画)

名前は「Gacha(ガチャ)シャトルバス(仮称)」。多くの読者が想像するように、カプセルおもちゃの「ガチャガチャ」が由来だという。写真でおわかりのように、日本を含めた世界各地で実証実験に使われている無人運転シャトルの一種である。

車両の開発はフィンランドの首都ヘルシンキに隣接する都市、エスポーに本拠を置くSensible 4が、エスポー、ヴァンター、ハメーンリンナ3市のサポートを受け開発を進める。外寸は全長4.5m、全幅2.5m、全高2.8mで定員は16名(座席数10席、立ち乗り6名)。最高速度は40km/hと発表されている。

良品計画が自動運転車にデザインを提供した経緯

なぜ良品計画はこのSensible 4にデザインを提供することになったのか。良品計画に聞くと、次のような答えが返ってきた。

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「世界中のさまざまな国や地域で『感じ良いくらし』を提案する無印良品は、生活に必要な商品の販売のみならず、社会でいま起きている課題に目を向けています。自動運転などの先端技術は、都市部はもちろんのこと、より少子化や高齢化が進む地方での課題解決にこそ必要と考えてきました。

Gachaシャトルバスは、全天候型という特長に加え、個人所有の乗用車ではなく地域でシェアする公共交通機関としての実用化をターゲットにしている点で無印良品の考え方と合致し、Sensible 4との共同プロジェクトを2017年よりスタートすることとなりました」

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