4代目ジムニーが女子にも大人気を呼ぶ理由

デザイン、走り、構造のすべてが潔い

4代目ジムニーがやたら人気な理由とは?(撮影:尾形文繁)
今年7月、スズキが20年ぶりにフルモデルチェンジを果たした軽4輪駆動(4WD)車の新型「ジムニー」と、小型4WD車の新型「ジムニーシエラ」。4代目に移行したジムニーは、軽自動車ながら本格的なオフロード走行ができる4輪駆動車として、武骨なスタイル、硬派なコンセプトなどがファンのみならず、幅広い層に受け入れられ大ヒット。大量のバックオーダーを抱えている状況だ。
これほどジムニーが人気を呼んでいる理由は何か。東洋経済オンライン「自動車最前線」の書き手である森口将之、西村直人、藤島知子の3人が、新型ジムニーについて徹底的に語り合った(司会は武政秀明・東洋経済オンライン副編集長)。

――新型ジムニーの販売が絶好調です。

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西村直人(以下、西村):4代目ジムニーは見た目のデザインが人気の要因とみています。機能面でも成功するデザインだったことが既存のユーザーだけでなく、新規のユーザーのハートもとらえました。

森口将之(以下、森口):世の中のSUVがみんな丸っこいデザインになってしまったことへの反発があったのではないでしょうか。「SUVらしい、たくましいカタチの車は出ないのか」と思っていた今のタイミングで、四角を強調したデザインのジムニーが受け入れられたんだと思います。

藤島知子(以下、藤島):こんなにも潔い車をここ20年間見なかったというのが正直な感想です。ワゴンの実用性とSUVのスタイルを融合させたクロスオーバーと言えます。見た目はSUV的ですが実際は実に使いやすい。さらに、かわいくて、生活になじんでいます。

既存・新規両ユーザーが納得

西村:実際に乗ってみても、期待を裏切らない走りです。メディア向けに開かれた試乗会でオフロード、オンロードのそれぞれで乗ってみました。先代の3代目ジムニーで少なからず指摘されていたオンロードでの走行安定性能を高めるなど地道に改良してきている。既存のユーザーと新規のユーザー、お互いが納得できる妥協点が高いです。

森口:私も乗りましたが、やはり裏切らない感じです。同じくスズキのクロスオーバー軽SUVである「ハスラー」に比べると癖はあります。例えばステアリングギアボックスの形式がラック&ピニオン式ではなく、ボールナット式。足回りが前後ともリジッド・アクスル(一本の車軸で左右の車輪がつながっている構造)だったりしますが、それが逆に本物の道具を使いこなしているという実感があります。自分で機械を扱っている感じで、普通のマニュアル車とはちょっと違う手応えです。

次ページ良く言うと新車なのに旧車っぽい
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