さすがに自分がホテルを経営しているので、その辺りはわかっているとは思いますが、何も動かなくなった時に苦し紛れにこのあたりを触る可能性は十分あるでしょう。絶好調のアメリカ経済が躓くときには、まずこの辺が一番可能性が高い、と見ます。
さらに貿易についても、所詮経済全体に与える影響は小さいので(アメリカのGDPの約70%は個人消費)、無理難題を押し付けてくる可能性は非常に高く、日本も例外ではありません。
ただ、何度も書いてきましたが、米中貿易戦争、なんてのは絵空事で、そんなことには絶対になりません。大国同士のエゴはぶつかり合いますが、最後は絶対に落としてきます。まさにプロレス技で派手にチョップをかましていますが、お互いに相手を絶体絶命に追い込むことはないのです。このあたりも先の記事で指摘してありまして、まあ、「思ったような結果になっているな」というしかありません。
また日本に関して言うと、やはりそれほど悪いことではなく、まあ、飲める範囲でトランプを満足させていれば良い、と言う意味では妙なイデオロギーとかにとらわれている指導者よりは、はるかにましでしょう。同じことは習近平についても言えるでしょうし、日本にとってはあまり悪い時代ではありません。
株価が乱高下するときにはどうすればいいのか
こういう時に株価は乱高下するわけですが、メルマガなどでお勧めしているのは「オプションの買い」です。私のようにアメリカ資産が超ロングの場合はどうしてもヘッジが必要なわけですが、昨今の乱高下で、ヘッジで買ったプットオプションでえらく儲かってしまいました。
ナスダック株価指数が非常に高い水準にあるだけに、乱高下は今後も起こり得るわけです。ポジションにもよりますが、どうせかなり利幅が乗っているでしょうから、オプションの買いは保険としてもおススメです。
私の場合ですと超アウトオブザマネーのプット(通常ならばオプションの権利行使をすると市場価格より安く売ることになるので損をするが、もし市場価格が下落すると市場価格よりも高い価格で売れる権利のことを言う)とかを買いますので、非常にお安く、何かあると大きく値上がりすることもあるという非常に有難いものです。
こういうことを書くと東洋経済オンラインでは、「後出しじゃんけんだ、お前は」というコメントが必ず載りますが、有料のメルマガでは1年以上前からお勧めしておりまして、実際それで大儲けしたメルマガ読者もたくさんおられます。「大事な情報はただでは手に入らない」ということを皆様、ぜひ肝に銘じた方がよろしいのではないでしょうか。
まあ、東洋経済さんにはお世話になっていますので、読者さんにも大分サービスしていますが、「大事な情報がタダで入る」と思っているようでは人生あきまへんで……。(本編はここで終了です。次ページは競馬好きの筆者が、週末の人気レースを予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら