死んでいる会社の「勘違い課長」、6大共通NG 「いつも机に」「妥協ばかり」…御社は大丈夫?
「死んでいる会社」の課長によくある6大NGの3つ目は、「見栄えのいいプレゼン」ばかりすることである。
大切なのは「体裁」ではなく、「事実を基にした主観」
いくら独創的な発想が生まれても、チームや組織が理解し納得して動かなければ、「絵に描いた餅」で終わってしまう。実践しなければ、成功にはつながらない。そのためには、相手を説得するための「伝える力」が必要である。
しかし、「死んでいる会社」の課長ほど体裁ばかりにこだわり、「見栄えのいいプレゼン」をしようとする。いくら体裁や見栄えを気にしても、説得力は高まらない。
未来のことは、所詮やってみなければわからない。何が正解なのか、あらかじめ予測できるほど現代のビジネスは甘くない。
一方、「生きている会社」の課長は、「理屈」よりも「事実」を重視する。「未来の予兆」を裏付ける「事実」を丹念に掘り起こし、それを基に自らの「主観」、つまり「こうしたい」という自分の思いをぶつけている。「事実」に裏付けられた主観、そして情熱ほど説得力の高いものはない。
課長は中間管理職として上下に挟まれた、つらい立場と思われがちだ。しかし、課長は本来「上下左右」が見え、さらには「斜め」も見える、極めて広い範囲を見渡すことができる絶好のポジションである。
「生きている会社」の課長ほど、この立場を利用して、組織の中で縦横無尽に動き回り「健全な衝突」を仕掛けている。
「はみ出る」行動は、社内で目立つ。創造や変革を成し遂げようとすれば、目立つのはやむをえない。しかし、それによって社内の壁を超えた理解者や共感者は増えていく。
一方、「死んでいる会社」の課長は「目立つ行動」は起こさない。対立を避け、衝突することを怖れている。
理解者、協力者をつくることよりも、反対者を気にし、誰かに反対されるとすぐあきらめてしまう。それでは、創造や変革を成し遂げられるはずがない。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら