転職より楽!「今の仕事」をまた好きになる術 ニューヨーカーが実践する「努力なき努力」

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
転職するよりずっと簡単な、今の自分の仕事を見直す方法とは?(写真:beer5020/iStock)
どんなに努力をしても、なぜか報われない。頑張っている人こそ、こんな思いを抱くことがあるのではないでしょうか。そんな時は、努力の仕方や、とらえ方を変えてみることで、視界が開けるかもしれません。『ニューヨークのライフコーチが教える ありのまま輝くエフォートレスな生き方』の著者で、ニューヨークでライフコーチとして活躍する関口梓氏が、仕事で行き詰まった時に試してほしい3つのセルフコーチングを教えます。

うまくいかないなら努力の方向を変えてみる

「同期が別の会社に転職した」「同僚や後輩が目覚ましい活躍をみせている」「いまの仕事が自分には合っていないのかもしれない」――。仕事でさまざまな経験を重ねてきたからこそ、職場でのふとした瞬間に「自分はこのままでいいのだろうか?」という疑問が湧いてくる人は少なくありません。とはいえ、仕事の環境を一気に変えてしまうことは現実的ではないと、誰もがわかっています。

もし、仕事を頑張っているのに報われない、と感じているとしたら、あなたの能力が欠如しているのではなく、単にその使い道が定まっていないだけという可能性があります。実績を上げることや、苦手を克服する努力も大切ですが、あなたの能力が最も効率よく使われるように、努力の方向性を変えてみてはいかがでしょうか。

ライフコーチングでは、そのように無駄のない能力の使い方を「エフォートレス・エフォート(努力なき努力)」と呼びます。いわゆる「ゾーン」に入った状態であり、意欲的に行動できて、どれだけ時間を費やしても徒労感のない状態です。この「エフォートレス・エフォート」は、ニューヨーカーの間でも新しい仕事観として注目されつつあります。

職場環境や待遇といった現状を変えようとする前に、少し立ち止まり、いまの仕事で「エフォートレス・エフォート」を実践してみるという選択肢もあります。現実逃避でも負け惜しみでもなく、「いまの場所も悪くない、むしろ充実している」と思えてくる、3つのセルフコーチング法をお伝えします。

(1)自他のエレメント(才能の核)を意識する

ビジネスパーソンの中には、「仕事であなたの才能を活かそう」などと言われてもくすぐったく、ナイーブさを感じる人が多いのではないでしょうか。

次ページ子どもの頃に大好きだったことを思い出そう
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事