憲法解釈だけで国会の不在投票が可能なワケ 小林史明議員が明かす「国会改革の進捗」

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「国会改革は非常に難しい。これまで合意には至ったが実行されなかったものも多くあった。われわれはまず、やれるところからやっていくことが重要だと思っている」

それにはまず遠隔投票制度への取り組みからだと、小林氏は意欲を見せた。

「国会改革にいちばん消極的なのは自民党」

その小林氏は10月26日、NPO法人「万年野党」の第196回「三ツ星議員表彰式」で、「特別賞」を受賞した。同賞は創設されて3年目で、小林氏が受賞した理由は、自民党内での国会改革などで主導的役割を果たしたことが評価されたためだ。

「三ツ星議員表彰式」で、「特別賞」を受賞した(写真:小林史明事務所)

だが、小林氏は壇上で表彰の盾を受け取る時に田原総一朗会長から「国会改革にいちばん消極的なのは自民党だ!」とさっそく激しい祝福を受けていた。

確かに国会改革は困難だ。国会を動かすのは長年の慣習が積み重ねられた末に形成されたもので、それを変えることは誰にでも容易にできるものではない。

しかし彼らが「平成のうちに」なんらかの改革として成果を遂げることができるなら、若い議員たちの功績は後世の歴史に刻まれるだろう。その改革に向けた熱い志が「平成の後に」も変わらないことを祈らずにはいられない。

安積 明子 ジャーナリスト

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あづみ あきこ / Akiko Azumi

兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。1994年国会議員政策担当秘書資格試験合格。参院議員の政策担当秘書として勤務の後、各媒体でコラムを執筆し、テレビ・ラジオで政治についても解説。取材の対象は自公から共産党まで幅広く、フリーランスにも開放されている金曜日午後の官房長官会見には必ず参加する。2016年に『野党共闘(泣)。』、2017年12月には『"小池"にはまって、さあ大変!「希望の党」の凋落と突然の代表辞任』(以上ワニブックスPLUS新書)を上梓。

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