税務署が家に来る人と来ない人の決定的な差 「税務調査」を避けるための知恵を徹底伝授
反面調査とは、調査対象者の取引先などに調査をすることです。もし調査対象者が、申告書類の取引記録を改ざんしていれば、取引先の記録と矛盾が生じますし、そもそも調査対象者が破棄していた取引もあるかもしれません。また、無申告の人間と取引している可能性もあります。
銀行調査では、調査官が対象者の預金口座を調べようとします。銀行も調査官の依頼を断ることはまずありません。もし無申告で口座に給与以外の振込が散見された場合、調査官から何かしらの副業をしていると判断され、税務調査に発展する可能性があります。
税務調査に入られないための方法
税務調査の基本的な手法として「帳簿を3年分見る」があります。税務調査官が、すべての個人事業者に調査することはまず無理です。だから、税務調査は数年に1回、あるいは数十年に1回といった頻度になるわけです。
税法上は7年分の帳簿の保存が求められています。ですが、7年分見ることは基本的にありません。慣習として、「最低3年分は見よう」となっています。となると、事業を始めて1年や2年で調査が入ることはなく、3年分の申告を終えて、4年目以降に調査が入ることが多くなります。
申告書類上、特に目につくことがなくても、4年目になったからとりあえず調査に行ってみよう、と税務署が着手することもままあります。こうなると、運が悪かったと諦めるしかありません。幸いなことに、そこで申告是認(増差がないこと)であれば、今後、調査が行われる確率は下がります。
税務署は、無鉄砲に調査対象を選ぶのではなく、一定のルールに基づいて選定しています。運もありますが、みなさんの努力次第でその確率は下げることができます。もし、税務調査への不安を解消したければ、上記のことを守ってください。
もちろん不安を解消するいちばんの方法は、確定申告の際に正しい数字を申告することです。
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