韓国のeスポーツ施設が桁外れといえるワケ 一つのゲームのための専用施設が誕生

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LCKアリーナの席数は400席。今回のWorldsでは、満席に近い状態で客が入っていました(筆者撮影)

大会が進むにつれ、競技上の規模が大きくなり、ワールドカップやオリンピックなどで使用されるスタジアムや体育館を使っており、Worlds2018の規模の大きさが見て取れます。

eスポーツのための施設がソウルのビジネス街に出現

決勝戦に至っては、ゲーム大会でありながらも、5万人を超える収容数があるスタジアムを使い、約2500~6000円のチケットが瞬く間に売れてしまうほどです。『LoL』がワールドカップクラスのスポーツの世界大会と比べても遜色がないのがわかります。

その中でも注目したいのが、プレイインステージで使われるLoLパークです。

チョンガク駅にほど近い場所にあるLoLパークが入ったビル。このビルの3階がLoLパークとなっています(筆者撮影)

LoLパークは、ソウルのビジネス街チョンガク駅に直結するビルのワンフロアをぶち抜いて作られ、9月にオープンしたばかりのeスポーツのための施設です。パーク内には、eスポーツをするために設計されたアリーナ、日本で言うネットカフェに近いPCバン、カフェ、LoLの公式ショップなどが入ります。

アリーナは近未来を感じさせるレイアウトに、400人収容する大きさを誇り、実況ブースやコーチングブースなども用意されています。規模的には他の会場よりも小さいですが、最新の設備を使い、eスポーツを快適に観覧できる設備となっています。日本ではこの規模でのeスポーツ専用施設はまだ見当たらず、プレイする選手も観客もかなり恵まれている状況でeスポーツを楽しめており、うらやましい限りです。

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