東京「鉄道大改造」と五輪はどう関係するのか 渋谷や品川の再開発は2020年には終わらない

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近年は東京を訪れる外国人観光客が増加傾向にあるし、ビジネス街で外国人を見かける機会も増えた。となれば、今後ニューヨークやロンドンのように世界のさまざまな国から人が集まる都市になり、発展する可能性はある。

渋谷大改造の現場(筆者撮影)

実際に、品川新駅や渋谷駅の周辺では、それを実現しようとする動きがある。品川新駅の周辺にできる予定の新しい街では、オフィスやレジデンスだけでなく、インターナショナルスクールも設けられる。これは、外国人が住み、働き、子育てしやすい環境を整えたモデル的な街を造ろうとしているとも言える。

いっぽう渋谷駅の周辺では、再開発によってオフィスやレジデンス、ホテル、ライブハウス、そして教会などが入居する超高層ビルが複数誕生する。渋谷のスクランブル交差点が今では訪日外国人の観光名所となっていることや、IT企業が集まる渋谷が「シリコンバレー」ならぬ「ビットバレー(渋谷の英訳)」と呼ばれていることは、ご存じの方も多いだろう。

2040年代が視野に入っている

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こうした再開発をするうえでは、2020年大会は大きな契機となる。規模が大きい公共事業は、ふだん社会から反対されやすいが、オリンピックのような大きなイベントがあると許容されやすい。それゆえ東京では1964年大会を機に大規模な都市改造を実施したし、発展途上国がオリンピックを機に大規模なインフラ整備してきた。だからこそ今は、2020年大会に向けて再開発したほうが社会の理解を得られやすく、進めやすいのだ。

そのいっぽうで、先ほども述べたとおり、東京都は2020年大会という目先のことではなく、その20年以上先で起こりうる危機を見越して都市計画を進めている。

こうして見ると、品川新駅の新設や渋谷駅の大改造は、たんなる鉄道だけの出来事ではなく、魅力ある都市づくりの一環で進められていることがわかる。

東京で今起きていることは、われわれが思う以上に広範囲かつ長いスパンでとらえ、考えたほうがよさそうだ。

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