台風一過の鉄道、なぜ混乱?国交省が検証へ

情報提供に課題、「計画再開」は可能なのか

台風24号の接近による計画運休で閑散とした駅(編集部撮影)

石井啓一国土交通大臣は10月2日の閣議後記者会見で、台風24号の接近を受けJR東日本などが大規模に展開した「計画運休」について、近日中にも「振り返り会議」を開催することを明らかにした。

運転再開時の対応は「要検証」

石井国交相が課題としたのは、運休翌日の運転再開についてだ。

10月2日、計画運休の振り返り会議開催を表明した石井啓一国交相(筆者撮影)

「旅客への事前の情報提供や翌日の運転再開時の鉄道事業者の対応が適切であったか、しっかり検証して今後の対応の改善を図ることが重要と考えている。このため国土交通省としては、近日中に振り返りの会議を開催して、今回の対応も含めて検証を行う」

9月30日の計画運休は、台風24号の影響による運転規制が見込まれることが判明したのを受け、天候が悪化する前に運休時間を予告した。

石井国交相はこの運休については評価し、「今回の台風では風速や雨量などが運転を規制する基準値を上回ることが事前に予想された。このため各鉄道事業者は駅での混乱や駅間停止をした場合の乗客の閉じ込め等を防止する観点から計画運休を行ったと承知している。昨日、一昨日の台風接近上陸時の風速の大きさ等に鑑みれば、今回の鉄道事業者による計画運休は適切であったと考えている」と述べた。

しかし、運転再開については台風一過、翌10月1日朝の首都圏は晴れ渡ったにもかかわらず、JR中央線三鷹駅などで駅構内への入場制限が行われるなど、多くの利用者に影響があった。

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