JR北海道、深刻すぎる「台風・地震」ダブル被災

経営再建計画の見直しが必要になる可能性

今回の地震がJR北海道の経営に与える影響が心配だ(写真:川村恵司 / PIXTA)

「JR北海道広報部です」――。9月6日午後、何度目かのコールの末にようやくつながった電話の受話器から聞こえてきた広報担当者の口調からは、疲れ切っている様子がうかがい知れた。

9月6日午前3時8分頃、北海道胆振地方を震源とする大きな地震が発生した。のちに「平成30年北海道胆振東部地震」と命名されるこの地震は、厚真(あつま)町で震度7、安平(あびら)町で震度6強、千歳(ちとせ)市で震度6弱、札幌市で震度5強を観測。道内の各地が強い揺れに襲われた。

台風と地震のダブルパンチが襲った

北海道では5日の未明から早朝にかけ台風21号が猛威をふるい、沿線各所で倒木や停電が発生、JR北海道は特急や普通列車の運休を余儀なくされていた。その翌日に起きた大地震。大きな不運が二つ重なった。

更新が止まった状態のJR北海道ホームページ。早期の再開が臨まれる(JR北海道HPより)

JR北海道の混乱は外部からも見て取れる。同社のホームページは6日朝から「地震に伴う停電の影響により、当面の間、全道で運転を見合わせています。停電のため、ホームページの更新もできない状況です」という告知が掲載され、それ以外のページには一切移行できない。

その後、英語と中国語による告知が追加されたが、7日朝10時時点ではまだ更新されていない。この点についてあらためて問い合わせたところ、JR北海道広報は「停電は復旧したが、まだ情報収集ができておらず、ホームページの更新まで手が回らない」とのことだった。だが、「ホームページも再開できるよう、急いで準備を進めている。午後には再開できれば」としている。

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