「仕事だけの男」と「使えない女」の不毛な関係

男性は妻子を養う重圧から解放されていい

やったことのない、得意でないことをするのは誰でも最初は少しおっくうです。

でも今のシステムが持続可能でないのは、総論としてはみんなわかっています。このままでは日本の生産性はずるずる落ちていき、若者は結婚せず、子どもは減る一方です。

働き方改革、長時間労働の削減が日本経済の生産性を上げ、女性の労働参画を進め、世帯収入を上げ、男性の職業移動の自由を増すのです。今までの長時間労働スタイルを変えることで、日本の職場は活性化します。

短い時間で結果を出そうとすれば当然、効率的に仕事を進めようと会社も従業員も考えるでしょう。無駄な仕事をどんどん削減しよう、やったほうがいいけれど効率の悪いことはやめようと価値観が変わるでしょう。また仕事以外の暮らしの世界を知ることは新しい発想を生む刺激になります。

「嫁ブロック」からも解放されていい

また男性が転職したい、起業したいと思っても専業主婦の妻が「ヨメブロック」する、あるいは夫が妻子を養う扶養責任を考えてあきらめることが減ります。妻がそれなりの収入を得ていれば妻子を養う重圧から男性は解放され、選択の自由度が増すのです。

その結果、生産性の低い分野から生産性の高い成長分野への労働移動が起こりやすくなります。ほかにも勉強する時間が取れる、心身が健康になり自身の活力が維持できる、結婚するためのデートの時間が取れる、などなどの効果も期待できます。

男性が仕事以外にすることがある、職場で時間内に結果を出す働き方をしなければならない。そうした環境は、日本の経済を活性化させるのです。

キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 地方創生のリアル
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大赤字のソフトバンクグループ<br>それでも強気を貫く根拠

収益に大きな貢献を続けてきたファンド事業がグループの決算に大穴を開けた。事態急変でも孫社長は「反省はするが萎縮はしない」。強気の理由は何か。いずれにせよ焦点は上場申請を取り下げた米ウィーの再建だが、長丁場になりそうだ。