BMWは9月6日、東京都内で新型「X4」の発売を発表した。
主要なコンポーネンツは「X3」と共通
X4は初代が2014年に登場したクーペスタイルのSUV〔同社はSUV(スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル)ではなくSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)と呼ぶ〕で、プラットフォームをはじめ主要なコンポーネンツを昨年10月に日本発売された同じくSAVの「X3」と共有する。
BMWはもともとセダン、ワゴン、SUVに奇数、それ以外のクーペモデルに偶数のモデル名を与えており、X3とX4の関係は、「X1」と「X2」、「X5」と「X6」の関係と同じ。2019年のモデルチェンジが予想される次期「3シリーズ」もこの新世代プラットフォームを用いる。
新型X4は全長4760×全幅1920~1940mm×全高1620mmと、初代よりもひと回りサイズアップした。ガソリン2リッター直4ターボエンジン(最高出力252馬力/5200rpm、最大トルク35.7kgm/1450-4800rpm)を搭載する「xDrive 30i」、ガソリン3リッター直6ターボエンジン(同360ps/5500rpm、同51.0kgm/1520-4800rpm)を搭載する「M40i」の2モデルをラインナップする。トランスミッションは、いずれも8速ATとの組み合わせだ。車両本体価格はxDrive 30iが764万円、xDrive 30i Mスポーツが814万円、M40iが977万円。
Xモデル(BMWのSUVシリーズ)は2017年、2010年に比べ約2倍の販売台数を記録するなど、ほかのメーカーにとってそうであるようにBMWにとってもドル箱だ。ペーター・クロンシュナーブル社長は「BMW全モデルにおけるXモデルの販売比率がグローバルでは3分の1、日本でも4分の1を占め、ますます重要性が増している」と説明。
クロンシュナーブル社長はX4について、以下の5つのポイントを挙げて特徴を紹介した。
2. スポーツ性と実用性を両立した2種類のエンジン
3. Mスポーツサスペンションを全モデルに標準装備して獲得したドライビングパフォーマンス
4. ガルバニックコーティングしたスイッチ類を採用し、レザー仕様のスポーツシートを標準装備した高品質なインテリアデザイン
5. アキュラシー(精度)が向上したADAS
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