京急が「北斗の拳」コラボで突くファンの秘孔

「ザコ」列車や「かぁまたたたたーっ」で新伝説

走行中の車内で「カルトクイズ」を開催(記者撮影)

「世紀末だから食料は貴重だ。ありがたく食うんだぞ」――。劇団ザコのメンバーは、荒い言葉を放ちながらも、参加者との記念撮影や、北斗の拳に関する「カルトクイズ」、軽食の配布と次々にこなし、三浦海岸駅に到着するまでの約1時間、揺れる列車内でイベントを盛り上げた。

京急電鉄によると、参加者はファン層を反映し、40代の男性が最も多かった。ひときわ盛り上がりを見せた7号車はひとりで参加した「筋金入りのファン」(同社)たちで占められ、北斗の拳への思い入れの強さが際立っていた。ある男性はザコに踏みつけられた(ように見える)ポーズで、満面の笑顔で写真に収まった。

「かぁまたたたたーっ駅」は9月まで

京急蒲田駅の駅名看板。多くの利用者が足を止めて写真を撮っていた(記者撮影)

7月30日から9月17日まで開催する京急と北斗の拳のキャンペーン期間中、沿線でさまざまな仕掛けが用意されている。特に話題を呼んでいるのは駅名看板の変更だ。京急蒲田駅は「京急かぁまたたたたーっ駅」、上大岡駅は「上ラオウ岡駅」、県立大学駅は「北斗の拳立大学駅」と駅の入り口に掲げる看板を期間限定で北斗の拳にちなんだものに衣替えした。

上大岡駅(上)と県立大学駅(下)の駅名看板(記者撮影)

京急蒲田、羽田空港国際線ターミナル、小島新田、京急川崎、上大岡、県立大学、三浦海岸の7駅を北斗七星の形に見立てて巡るスタンプラリーも実施している。スタンプラリーきっぷは大人税込み2000円、小児1000円で、京急線でもめずらしく全線(品川―泉岳寺間を除く)が1日乗り降り自由となるのが売りだ。北斗の拳のファン世代の父親が、夏休みの子どもを連れて参加することを狙ったという。8月27日時点で用意した大人用2000枚のうちの7割程度が売れる好調ぶりだ。

京急はこれまでにも人気キャラクターとのコラボ企画を実施してきた。たとえば、今年3月5日から5月13日にかけて実施した「リラックマ」のキャンペーンでは、京急久里浜駅は「京急リラッ久里浜駅」、上大岡駅は「上がお大岡駅」、大鳥居駅は「大キイロイ鳥居駅」と、駅名看板のデザインを変更。今回同様、1日限定の貸し切りのイベント列車も運行した。

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。