あなたの会社は時計にたとえると何時なのか

5時と11時では「見られ方」がだいぶ違う

2時:時代の寵児

2時は本当の意味での到達点です。ここにたどり着けないスタートアップもたくさんあります。地球の引力から脱出するような勢いとは言わないまでも、盛り上がり具合はすさまじいはずです。ツイッターを見ても、テック関連のメディアで取り上げられる回数の増え方からもわかります。

大手企業は自社にも似たような製品があるのに、なぜそれほどヒットしないのか、どうしたら手っ取り早くアイデアをまねして自社のものにできるかと考え始めています。SXSWでブレイクした「ミーアキャット」2時に針を進め、その後に「ペリスコープ」がやってきました。

3時、4時にいるホットな会社は?

3時:業界の破壊者

3時に針を進められる企業はそう多くありません。飛び立った後に燃え尽きる企業もあれば、1時間スキップして先に進む企業もあります。3時になると物事は面白くなってきます。この時間で重要なのは、主要メディア(ニューヨーク・タイムズやブルームバーグ、ウォール・ストリート・ジャーナル)が関心を向けるようになるということです。大手メディアに大きく取り上げられることで、ストーリーの信頼性が高まります。

時計の針が3時を通過した企業には、エアビーアンドビーとスクエア、ウーバーがあります。空いている部屋やリビングのソファを誰かに貸したり、スマホでクレジット決済ができたり、アプリでハイヤーを呼べたり、どの企業のアイデアも目新しいものでした。しかし、企業が成長すると同時に、従来のビジネスモデルを壊す可能性を大いに持ち合わせていることが明確になってきます。

エアビーアンドビーはホテル業界に衝撃を与え、スクエアはクレジットカードを取り扱える事業者を増やし、ウーバーはタクシー業界を通過して交通手段そのものを変えつつあります。

3時にはさまざまな企業がいます。『フォーブス』誌によれば、「年間取引額1.4兆ドルに達するが、長年既存のビジネスモデルに変化のなかった住宅市場に大きな変革をもたらそうとしている」オープンドアは3時の中ではなかなか順調のようです。

4時:シリコンバレーでいちばんホットな企業

4時に針が到達する頃には、ビジネスも(報道も)拍車がかかり、その勢いは採用活動を後押ししてくれます。大抵の人は次の有名企業で働きたいと考えるもの。おかげで、シリコンバレーでいちばん注目の企業になれます。問い合わせ窓口にはメールが殺到し、有り余るチャンスに溺れそうになります。

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