世帯年収は「子を持つ意欲」にどう影響するか 全国の25~44歳男女12000人超を対象に調査

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同様に、母親との関係が良好だったと思う人ほど、子どもが欲しいと回答した割合が高くなっています。

男性で、「今すぐに子どもが欲しい」と回答した割合は、母親との関係がとても良好だったと思う人のうち30.4%であるのに対して、全く良好でなかったと思う人の場合17.3%と、13.1ポイント低くなっています。女性においても、「今すぐに子どもが欲しい」の割合は、母親との関係がとても良好だったと思う人のうち36.2%であるのに対して、全く良好でなかったと思う人の場合は24.2%と、12.0ポイント低くなっています。

一方で、「子どもは欲しくない」の割合は、母親との関係が全く良好でなかったと思う人が男女ともに最も高くなっています(男性43.5%・女性46.6%)。

子どもの人数の理想と現実

次に、子どもが欲しいと思う人でも、実際に予定する子どもの人数は、思い描く理想のとおりなのでしょうか? 25~44歳の既婚者に、理想とする子どもの人数と実際に予定している人数をたずねました(子どもがいない既婚者については、子どもが欲しいと思う人に限り質問)。

子どもがいる既婚者が理想とする子どもの人数は、「2人」(男性57.4%・女性55.0%)の割合が最も高く、次いで「3人以上」(男性31.0%・女性33.1%)が続きます。実際に予定している人数を見ると、理想同様に「2人」(男性56.9%・女性53.3%)が最も高く、次いで「3人以上」(男性17.7%・女性18.7%)と続きます。

ただし、実際に予定している人数になると、「3人以上」とする割合は理想より低く、一方で「1人」の割合が男性15.4%・女性15.3%と高くなっています。

子どもがいない既婚者においても、理想とする子どもの人数は「2人」の割合が男女ともに最も高く、「3人以上」が続きます。実際に予定している人数を見ると、理想同様に「2人」(男性44.8%・女性44.3%)が最も高くなっていますが、理想と異なり「1人」(男性26.9%・女性26.1%)が続きます。また、子どもがいる既婚者が実際に予定している人数と比べても、「2人」・「3人以上」の割合が相対的に低く、一方で「1人」の割合が高くなっています。

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