世帯年収は「子を持つ意欲」にどう影響するか 全国の25~44歳男女12000人超を対象に調査
今は子どもは欲しくないが、いずれは欲しいと思う人もいます。そのような人たちは、今後どのようなことを望むのでしょうか? 現在子どもがおらず、「今は欲しくないが、いずれは子どもが欲しい」と回答した25~34歳の既婚者・未婚者に、今後、子どもを持つ場合に最も希望することをたずねました。
女性が望むのは「子育てしやすい」家庭・職場環境
いずれは子どもが欲しい男性が最も望むことは、「教育にお金があまりかからないこと」(20代後半32.6%・30代前半23.7%)でした。
20代後半では、「子育て世代への経済的支援制度などがさらに充実すること」(15.1%)・「働きながら子育てがしやすい職場環境であること」(13.4%)・「雇用が安定すること」(11.3%)と、経済面の支援・安定化が続きます。同様に30代前半も、経済面の不安解消を内容とする割合が高いですが、20代後半と異なり、「地域の保育サービスが整うこと(保育所や一時預かりなど)」も高くなっています(20代後半6.7%・30代前半15.3%)。
一方、いずれは子どもが欲しい女性が最も望むことは、「配偶者の家事・子育てへの協力が得られること」(20代後半16.2%・30代前半20.8%)と「教育にお金があまりかからないこと」(20代後半16.0%・30代前半18.0%)で、ほぼ同水準です。
20代後半では、「働きながら子育てがしやすい職場環境であること」が16.5%で最も高くなっています。男性と比べると、教育費用の負担軽減や雇用安定といった希望は低い一方で、夫以外の身近な子育ての相談相手・協力者や、夫の家事・子育てへの協力を強く希望していることがわかります。
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