インドを軽視する日本人が知らない大きな波 最先端のITトレンドはこの国から生まれる
ソフトウエア・インターネット・IT機器分野で言えば、マイクロソフト、グーグル、アマゾン、オラクル、SAP、アドビシステムズ、HP、Dell、EMC、ネットアップなどだ。
ITサービス・コンサルタント分野では、IBM、アクセンチュア、キャップジェミニなど。半導体ではテキサス・インスツルメンツ、インテル、クアルコム、AMD、エヌビディア、アームなどである。
通信・ネットワーク機器ではシスコシステムズ、ジュニパーネットワークス、ノキア、エリクソン、ファーウェイ……といった名前が挙がる。実に、そうそうたるメンバーではないだろうか。進出していない著名IT企業を探すほうが難しい。
顔ぶれも豪華だが、驚くのは、その多くが本国以外では最大規模の開発拠点を構えていることだ。数千人のスタッフがいるのは当たり前で、IBMやアクセンチュアなどはインド全体で10万人を超えるスタッフを擁するほどだ。
バンガロールで最先端の研究開発がなされている理由の1つは、新しい分野の専門家が育てやすいことである。
2020年には、バンガロールがシリコンバレーを抜く!?
たとえば、ビッグデータの解析は歴史の浅い分野であるため、データ解析の専門家であるデータサイエンティストは世界を見渡しても少ないが、インドは最先端のITを理解し、モチベーションも高い若手の高度IT人材がケタ違いにいる。
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