テスラ株式非公開化、資金調達はできるのか

大半のアナリストは計画を疑問視している

 8月8日、米電気自動車(EV)メーカー大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO、写真)が株式非公開化の計画を示したが、アナリストは同社がこの計画に十分な資金支援を得られるかどうか、疑問を呈している。写真はカリフォルニア州 で2011年10月撮影(2018年 ロイター/Stephen Lam)

[8日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカー大手テスラ<TSLA.O>のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が株式非公開化の計画を示したが、アナリストは同社がこの計画に十分な資金支援を得られるかどうか、疑問を呈している。

マスク氏は7日、ツイッターで突如この計画を明らかにした。

バーンスタインのアナリストチームはノートに「昨日午後の場当たり的な情報開示のやり方を見ての第一印象は、イーロン・マスク氏はテスラの取締役会や主要株主に相談せず、大衆に向かって非公開化計画をぶちあげたというものだ」と記した。

ジェフリーズはノートで「テスラはこれ以上借金ができない状態であり、だれが計画に出資して新たな大株主になるだろうか」と疑問を投げかけた。

大半のアナリストはテスラが十分な資金を調達できるか疑問視しているが、一部には実行可能との見方もある。テスラはこれまでもサウジアラビアの政府系ファンドやインターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<0700.HK>から資金を確保した実績がある。

RBCのアナリストは「この案件に関するイーロン(マスク氏)のトーンやメッセージを見て、外部から多額の資金を取り付けられるだろうと思った」と述べた。

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ゴルフとおカネの切っても切れない関係
  • コロナ後を生き抜く
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
菅新政権が誕生しても<br>「安倍時代」は終わらない

牧原出氏執筆の連載「フォーカス政治」。9月16日に菅新首相が誕生しましたが、施策の基本線は「安倍政権の継承」。惜しまれるように退任し、党内無比の外交経験を持つ安倍前首相は、なお政界に隠然たる影響力を保持しうるとみます。その条件とは。

東洋経済education×ICT