プロ野球、見えてきたペナントレースの大勢 100回大会の甲子園も盛り上がりを見せる

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私が1年目からサイパンキャンプに帯同が叶ったのは、即戦力選手としてドラフトにかけてもらったからではありません。

特に若手にとって、自主トレは、選手がふるいにかけられているのと同じことなんですよ。プロ野球は実力がすべて。

ドラフトがかかろうがそれまでの成績がすばらしかろうが、“今”使えるかどうか、ですべてを判断されるのです。

プロ野球は野球自体が仕事になるため、社会人の半日野球から丸一日の練習生活への移行は、3年目でようやく慣れてきたかな、という感じがあったくらいです。

また話が膨らみすぎてしまいました。

この続きはまた次回。

今シーズンはセ・パともに方向性が見えてきた

今シーズンのプロ野球のお話をしましよう。

現状のプロ野球は3分の2を消化し、セ・パともに方向性が見えてきたように見えます。

まずはセ・リーグですが、広島カープがじきにマジックを点灯させるという状況で、やはりこのまま最後まで走り抜けそうです。

前々回のコラムで私が注目していると言ったヤクルトスワローズは現在3位。私が思ったほどの大ブレイクはしていませんが、トリプルスリーを達成しそうな山田選手、現在2冠王のバレンティン選手、メジャーから復帰し、今季も3割を維持する青木選手など、打撃陣はそうそうたるメンバーがいますので、強力打線でチームを上位に押し上げる可能性は、今もやはり秘めていると思います。

さらにこのヤクルトスワローズ含む2位以下のチーム、8月8日現在で5チームが5ゲーム差の中でひしめき合う状態で、どこもクライマックスシリーズ出場へのチャンスがあり、今後も緊張感ある、非常に見応えのある試合が続くでしょう。

パ・リーグです。

1位西武ライオンズ、2位日本ハムファイターズという首位争いはシーズン終盤まで続きそうですね。

しかし、私のいちばんの注目は、オールスター後から続く楽天イーグルスの快進撃!

後半戦で巻き返しを図るかと思われた王者ソフトバンクホークスが、今年は伸び悩んでいる状況で、3位以下の差が5.5ゲーム(8月8日現在)と縮んでいます。

一時は最大10ゲーム以上も離れていましたが、先述の予想をはるかに上回る楽天イーグルスの快進撃で、3位争いもシーズン終盤まで目を離せない状況になってきました。

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