ほかにも「2100形は京急の宝」「デトは何から何までいとおしい」など、南田さんの京急愛の炸裂は止まらない。デトとは黄色い資材運搬用車両のことだが、何がどういとおしいのか門外漢には理解不能。でも、京急ファンなら説明するまでもないことなのだろう。
シンガーソングライターのオオゼキタクさんは、京急を「歌う電車」と評する。京急の一部の列車では、加速するときに発するノイズ音が耳障りにならないように「ファソラシドレミファソー」という音階に聞こえるように調整しており、ファンの間では「ドレミファインバーター」としてつとに有名。また、「ご当地列車接近メロディを積極的に取り入れ、ふらりと旅しても耳から音楽で街を楽しむことができる」。
京急は独自の運行管理によって、遅れを最小限にとどめることがよく知られている。「悪天候で競合路線が止まっていても京急はびくともせずに運行している。この安心感が半端ない」と、オオゼキさん。また、乗務員さんの「ダァシェリエス」(「ドア閉まります」の意味)というアナウンスが職人っぽい雰囲気を醸し出しているという。
複雑な運行管理はプロも絶賛
京急愛が講じて、かつて線路が見える場所にマンションを購入してしまったというフリーライターの杉山淳一さんは、列車ダイヤに興味を持ち始めた高校生時代に京急に魅了された。「普通、急行、特急、快速特急(当時)が存在する複雑な運行ダイヤ。しかも京急だけでなく、都営や京成電車も来るというバラエティ。これは自分が当時住んでいた東急池上線・大井町線にはない要素でした」。
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