多摩市火災、建物は「データセンター」だった 三井不動産のSPCが開発していた物件

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火災原因や被害状況については「現在調査中」(安藤ハザマ)としているものの、現場の職人からは「火災に気がつかず、発見が遅れた」という声も上がっている。

このデータセンターは10月末には竣工する予定だった(記者撮影)

「今後の見通しについては未定」

安藤ハザマは現在、福島県の除染工事をめぐり元従業員2名が詐欺罪で刑事処分を受けたことにより、東北地方で営業停止処分の期間中で、さらなる対応に追われそうだ。

現場から避難してきた数十人ほどの職人は、付近のコンビニの駐車場で不安そうな表情を浮かべていた。

このビルの開発をしていた南多摩特定目的会社は三井不動産が100%出資する特定目的会社(SPC)。三井不動産は大部分をデータセンターに、一部を事務所とする計画だった。

三井不動産は「今後の見通しについては未定」としている。建物の被害状況によっては復旧に時間がかかりそうだ。

一井 純 東洋経済 記者

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いちい じゅん / Jun Ichii

建設、不動産業の取材を経て現在は金融業界担当。銀行、信託、ファンド、金融行政などを取材。

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