インスタに映えまくるカラフルチョコの正体 着色料使わずにピンクや赤、黄色を実現
チョコレートが花束のごとくカラフルに進化してきている。「チョコレート色」といえばほとんどの人はブラウンをイメージすると思うが、インスタグラムなど、SNSの影響で、チョコレートにも「フォトジェニック」な要素が求められるようになった。
世界の有名チョコレートメーカーが、立て続けにカラフルな新商品を投入してきている。注目したいのは、それらが「着色料を使っていない」ことだ。
ピンク色のチョコレートが話題に
その一つが世界初のピンク色のチョコレート「ルビーチョコレート」。
女性がとびつきそうな可愛いカラーだが、色付けはされていない。開発したのは、スイスを拠点にする世界最大のチョコレートメーカー、バリーカレボー社。開発に13年をかけた新商品で、2017年秋に上海で発表され、ネット上で話題となった。
ルビーチョコレートは、従来のカテゴリー「ブラックチョコレート」「ミルクチョコレート」「ホワイトチョコレート」のいずれにも属さない。
「ピンクのチョコレートなら見たことがある」
という方も多いと思うが、実はそれは「ピンク色のホワイトチョコレート」だ。ホワイトチョコレートにラズベリーなどの素材やフレーバーや着色料を加えて色と味をつけたもので、フレーバーチョコレート、カラーリングチョコレートの部類となる。しかし「ルビーチョコレート」はそもそもピンク色で、色をつけていない。
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