米アップル「iPadAir」高評価 アプリの多さなど魅力、一方で割高との指摘も

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10月30日、米アップルの「iPadAir(アイパッド・エア)」について、複数のIT製品評論家は大きな改善と評価する一方、他社製品よりも割高と指摘。写真はシラー上級副社長。22日撮影(2013年 ロイター/Robert Galbraith)

[30日 ロイター] - 米アップルが22日発表したiPadAir(アイパッド・エア)について、複数のIT製品評論家は大きな改善と評価する一方、他社製品よりも割高と指摘した。

米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙で製品レビューを行うウォルト・モスバーグ氏は、アイパッド・エアは今までレビューを行ったなかで一番のタブレット端末だと評価。「単に薄くて軽いというだけでなく、アップルが47万5000ものアプリをタブレットで使えるよう最適化しており、これは、他社のタブレットプラットフォームよりもはるかに多い」と指摘した。

ニューヨーク・タイムズ紙のデイモン・ダーリン氏も、Wi-Fiアンテナを2本搭載することで、Wi-Fiパフォーマンスが向上している点を評価。

また、ヤフーサイトの製品レビューを担当するデービッド・ポーグ氏も、アイパッドの買い替えや初めてタブレット端末の購入を検討している人には素晴らしい製品、と指摘する。

ただ、3人ともアイパッドが競合他社の製品よりも割高だと指摘している。

ダーリン氏は「アイパッドの前モデルを既に持っているのにアイパッドエアに500ドル以上も使う必要があるだろうか」とし、新製品は確かに改善されたが、「革命的な」改善とは言えない、との見方を示した。

アマゾンの8.9インチタブレット、キンドル・ファイアHDXの価格は379ドル。マイクロソフトのサーフェス2の最低価格は449ドル。サムスン電子<005930.KS>の10.1インチのギャラクシー・タブ3の小売り希望価格は400ドルとなっている。

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